我が家の場合、習い事はピアノの1点集中。子供のやる気が何より大切

       

私は、31歳で第一子となる娘を出産しました。

夫の転勤地で知人すらいない土地での初めての育児。

夫の帰宅は遅く、まず娘の就寝には間に合いません。

 

一人で育児をしなければならない不安を解消するために、色々な育児書を読みました。

専業主婦だったので、子供に合わせたリズムでの生活が可能です。

私が大切にしたのは、早寝早起き、たくさん遊んで、いっぱい食べて、しっかり眠ること。

なので、小さな時期は、時間が決まっている習い事は検討せず、娘のペースに合わせて、支援センターや公園、図書館などに連れれいっていました。

2歳の頃からあれこれと試してみました。

習い事の前段階として始めたのが、幼稚園のプレクラス。

早生まれの娘は、まだ2歳前半。

時を同じくして、市が主催している格安の親子体操教室にも通い始めました。

これは、全10回コースで3000円、市の体育館を利用して、親子で様々な運動を楽しく経験するというのが目的のものです。

この2つを始めた理由は、2歳を過ぎて、娘に体力がついてきたこと。

午前中、元気いっぱい過ごせるようになり、私にも育児に余裕が出てきたので、こういったものに参加しようと思うようになりました。

本格的な習い事は、幼稚園年中からピアノ

娘が本格的に習い事を始めたのは、幼稚園入園して、年中になってからです。

年中になって、娘はようやく4歳3ヶ月。

年少の時期は、とにかく幼稚園に行くだけで疲れ切ってしまい、場合によっては夕方からグズグズ。

とても習い事を始めようとは思えなかったのですが、年中になり、幼稚園生活にも慣れ、そしてやっぱり体力的にも余裕が出てきたのがきっかけです。

始めた習い事はピアノ。

娘は赤ちゃんの頃から歌や音楽が大好きだったので、向いていると思いました。

ピアノだけは自分からやりたいと言い出しました

娘自身も、他の習い事は嫌がったのに、ピアノだけは自ら「やりたい」と乗り気だったのです。

いくつか検討し体験もしましたが、娘はヤマハのように集団グループのものより、個人でマイペースにできるものが合っていました。

なので、家から歩いて行ける場所にある、個人の先生に教えていただくことに決めました。

娘がこの先生のことを一目で大好きになり、また、先生の人柄も素晴らしく、それでいて月謝もやや安かったのが決め手となりました。

近い、というのも重要視した点です。

娘のピアノは、月4回・6000円

このピアノ教室は、入会金ゼロ。

始めた当初、娘はまだ4歳だったため、レッスン時間が20分で、月4回、5000円でした。

幼稚園年長になった頃から、レッスンが30分になり、月謝は6000円に。

現在小学2年生ですが、レッスン時間と月謝は変わらず、進度はバイエル後半程度です。

娘の習い事は現在ピアノと、小学2年生から始めたコナミの体操教室で、こちらの月謝は約9000円。

通信教育は一切しておらず、習い事の出費は1ヶ月1万5千円ですが、小学校は公立なので、幼稚園時代より家計はずっと楽になりました。

ピアノは練習が重要。本当に好きじゃないとコツコツできません。

我が家の場合、習い事は一点集中です。

コナミの体操教室は、正直なところ、娘のお楽しみ。

習い事としての効果は、実は全く期待せず、ただ娘が楽しめたら良いという、ご褒美的な存在です。

 

重要視しているのはピアノですが、これは、最初に始めた習い事がピアノだったからかもしれません。

ピアノは、ただ習っていれば上達するものではなく、家庭での練習がとても重要。

レッスンのある日以外も、毎日30分練習することが、先生と娘の約束事です。

守れない日もありますが、娘はピアノが好きだという気持ちが根本的にあるので、コツコツと頑張って続けています。

 
もしも、たくさんの習い事をしていたら、ピアノのように家庭で継続することが重要なものは、娘には荷が重かっただろうと思います。

それだけ、ピアノという習い事は、家庭での比重が大きいという意味です。

これからピアノを習わせようかと検討中の方へ

これからピアノを習わせようかと検討中の方がいたら、まず何より、子供にやる気があるかどうか、重要視してください。

親の希望で、ピアノをやらせても、子供に全くやる気がない場合、親子でストレスになるだけです。

ピアノは教養を身につけるために最適の習い事ではあります。

音楽が好き、ピアノが上手になりたいという気持ちがなければ、ただただ苦痛なだけになってしまうかもしれない危険性のある、難しい習い事でもあるのです。

娘は音楽が好きで、ピアノも好きですが、それと練習は全く別物。

私自身、子供時代ピアノを習っていたので、ピアノが好きでも練習が嫌いと言いう気持ちは痛い程わかります。

だからと言って、練習しないのを放っておいては、習い事の意味がなく、あの手この手でなんとか練習させようと努力してきました。

娘は小学2年生前くらいから、本当の意味で譜面を自力で読めるようになり、上達してきたので、やっと私の手を離れた感じです。

習い事の中でも、ピアノはある意味親の覚悟がいるもの。

安易に始めると、後悔してしまうかもしれませんので、子供の気持ちを優先し、決断は慎重にした方が良いでしょう。